「長安二十四時」第45話・第46話ネタバレ感想|事件に巻き込まれる床屋の店主

中国ドラマ「長安二十四時」あらすじキャスト

記事内に広告を含みます

「長安二十四時」記事一覧

中国ドラマ「長安二十四時」第45話・第46話のあらすじと感想です。

最終話が見えてきましたが、混乱はいっこうに収まりません。いったい、どこに着地するつもりなのか…そして“黒幕”は本当に存在するのか…。

個人的には龍波の壮絶な最期よりも、なんの関係もない床屋の店主の死のほうがショックでした。何執正はしれっと復活。

第45話・第46話のあらすじ

何執正は寧王の孫の力を借り、右驍衛の甘守誠に捕まっていた太子を救出する。靖安司へ戻った李必は程参と協力して吉温を捕縛し、再び令牌を手にするが、太子を連れて現れた何執正に薬を盛られて眠らされてしまう。
皇帝を連れた小敬たちは、右驍衛が待ち構える懐遠坊の坊門を突破し“大吉酒店”に到着する。床屋の店主は娘の季姜を連れて町をさまよい、大吉酒店に助けを求める。店の中にいた龍波は床屋の店主を縛り上げる。
龍波は人が大勢いる場所で皇帝を殺すと主張し、小敬と争いになる。聞隊長の死を龍波に知らせたのは誰なのか、疑問を抱く小敬。2人が争う中、檀棋は通報するために店を飛び出す。

靖安司の司丞となった何執正は、程参を追い出そうとする。程参は陰の黒幕はあなただと主張し、何執正が林九郎と皇帝の暗殺をそそのかしたのだろうと責める。何執正は否定し、程参に黒幕の正体を突き止めるよう命じる。
龍波との争いで力尽きた小敬は、「俺を殺してくれ」と龍波に頼む。龍波は死ぬときは一緒に行くと言い、聞無忌との思い出話を皇帝に語る。亡き友に代わってお前と話をつけにきた、という龍波。そして「長安へ来たのは人を殺すためだ」と明かす。
夜が明け、龍波は大吉酒店の前に第8団の旗を掲げて「皇帝をここに捕らえている」と大声で叫ぶ。知らせを受けた林九郎は甘守誠率いる右驍衛を大吉酒店へ向かわせる。檀棋は靖安司に駆け込み、何執正に状況を説明。元載、王韞秀とともに旅賁軍を連れて大吉酒店へ向かう。
龍波は床屋の店主を解放するが、旅賁軍と右驍衛の兵に賊と間違われ、娘の季姜を抱いたまま殺されてしまう。小敬と龍波は季姜を救おうとし、皇帝も子供を殺すなと兵たちに命じるが、旅賁軍の兵は「太子の命令だ」と皇帝に矢を放つ。皇帝をかばって矢を受ける龍波。
元載らの策略で兵に襲われた檀棋は、郭利士に救われる。龍波は小敬の制止を振り切って外に飛び出し、兵たちに殺される。

登場人物&相関図はこちら

中国ドラマ「長安二十四時」あらすじキャスト 徹底解説「長安二十四時」相関図・登場人物(キャスト)一覧・時代背景・用語解説

第45話・第46話の感想

事件に巻き込まれる床屋の店主

皇帝を連れて逃走を続ける小敬と龍波。家族のふりをして坊門の見張りをなんとかかわし、大吉酒店に辿り着きました。“老いぼれた父親”になりきる皇帝陛下の演技力、恐れ入ったわ。

酒店の店主を縛り上げて籠城していたところへ、第1話第34話に登場した床屋の店主が娘の季姜を抱いてやってきます。なんという運の悪さ。

ただ灯楼を見に来ただけなのに、事件に巻き込まれてしまう何の罪もない親子。曹破延の「今日は家から出てはいけない」という忠告を聞き入れていれば…。

やがて酒店の前の通りは、林九郎が差し向けた右驍衛と、何執正が放った旅賁軍の兵によって封鎖されます。龍波はこのタイミングで親子を解放してしまい、店主は賊に間違われてしまう。

「すぐ人を助けたがるが、助かったためしがあるか? 長安へ来たのは人を殺すためだ」

皮肉にも龍波の言葉が真実となり、床屋の店主は娘を抱きかかえたまま、無数の矢を射られて絶命しました。

何執正、靖安司の司丞になる

靖安司では、李必が程参の力を借りて吉温を捕縛し、令牌を取り戻します。ここでもあっさり敵の手に落ちてしまう趙七郎のチョロさに笑ってしまう。

やっと靖安司に李必がもどってきたーー! と喜んでいたら、今度は何執正に薬を盛られてあっというまに撃沈。将来有望な李必を巻き込めない、と何執正は言ってたけど、今さらじゃない?

で、靖安司の指揮は何執正がとることに。程参は何執正が黒幕だと指摘しますが、本人は否定します。

「私も太子も、ある者が立てた綿密な計画の駒だとしたら? その者の知略はこの場の誰より上手ではないか? 知りたくないのか? その切れ者が一体誰なのか」

黒幕がいるとしたら徐賓しかいないと思うんだけど、姚汝能をかくまった人物が誰なのか気になるところです。

林九郎の間者はもうひとりいる

林九郎は靖安司の動きを逐一把握していて、靖安司よりも先に陛下を救出しようと甘守誠率いる右驍衛を大吉酒店へ向かわせます。

どうやら、靖安司には姚汝能のほかにもまだ「間者」がいるようですね。

第18話の時点で、「もう靖安司に残っているのは姚汝能と龐霊(時刻を告げる人)しかいない」と書きました。となると、残るは龐霊しかいません。

龍波と通じる人物

皇帝を殺そうとする龍波を止める小敬。聞無忌の敵討ち、そして第8団の無念を晴らすためだと龍波は言いますが、小敬は誰が龍波に聞無忌の死を知らせたのか、疑問を抱きます。

さらに、龍波は「あいつが言ったとおりだ。お前ときたら、おめでたすぎる」とも言っていて、やはり誰かから情報をもらっていたようです。徐賓しかいないと思うけど、2人はどこで知り合ったんだろう。

追い詰められた龍波は小敬を振り切って店を飛び出し、兵たちに囲まれてめった刺しにされました。

龍波がここで死んでしまったということは、やはり最後は徐賓の口から事件の全容が語られることになるのでしょうか。

とうとう、残り2話ですね。

「長安二十四時」記事一覧